- 2011年04月06日
- 店長が行く
母が被災地の息子へおくる納豆
きのう、初老の女性が納豆を買いにこられました。
「納豆をおくりたいんですけど、大丈夫?」
私どものスタッフは
「どちらまでですか?」とたずねた。
するとその女性がおくりたい先は
福島県南相馬市だという。
日本で一番関心が寄せられている地だ
現在クロネコヤマトは「常温便」のみの配達
納豆の場合「クール便」以外はお断りしている。
しかしどうしてもおくりたいという
その事情を詳しく聞いた
「息子が原発で働いています。
津波で死んだと思っていた息子から連絡があり
何か送ってくれと頼まれた。
何が一番食べたい?ときくとごはんと味噌汁
それに納豆」
母親は、どうせなら、日本一美味しい納豆をと
当店に足を運んでくださった。
対応したスタッフは涙した。
そして、お米や納豆が入った箱に保冷剤をたっぷりつめて
その場で送った。
英断を下したスタッフがいることを
誇りに思った。